寝違え(寝違い)の症例

朝起きると首が痛くて曲がらないといういわゆる根違え(寝違い)を経験した事がある人はかなりいらっしゃると思います。まずは寝違えが起きている時、首はどのような状態かについてご説明します。
《 寝違えの原因 》
寝違えが起きている時、頚部から後背部に付着する筋肉の炎症や筋肉のスパズムと呼ばれる状態になっています。かなりの確立で肩甲挙筋という筋肉が関与し、首を回したり、後ろに首を反らすという動きをすると痛みのためできません。
この首を動かした時の痛みは炎症によるものよりも筋肉のスパズムが原因だと考えられます。よって、寝違えは問題の起きている筋肉のスパズムを改善する事が肝となります。
※スパズムとは
医学的には筋肉の痙縮と呼ばれ、損傷部位の防御反応として起きる筋肉の過剰収縮が起きている状態で、神経が絶えず筋肉を収縮するようにと命令し続けている事が原因になります。腰にスパズムが起きた場合は急性腰痛(ぎっくり腰)と呼ばれ、腰が痛くて立ち上がることができなくなります。
《 寝違えとカイロプラクティック 》
寝違えに対する施術は、スパズムが起きている筋肉への調整がメインとなります。神経が筋肉が過剰に収縮するように命令を下しているため、その神経の信号に対して抑制をかけていきます。
神経を抑制させる方法は筋肉の習性を利用して行い、無理のない範囲で首の可動範囲を徐々に広げていきます。頚部の可動範囲が広がってきたら頚椎や胸椎の施術によって頚肩腕周囲の神経の調整をおこなうことで、更に改善しやすい環境を整えていきます。
寝違え(寝違い)の症例報告
| 寝違えで来院。(さいたま市 30代男性) |
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《患者さんのお話》 5日前の寝起きに首を動かそうとすると首に痛みが走り、ほとんど動かすことができない状態になりました。 心配だったので近所の病院に行きレントゲンを取ってもらいましたが、骨には異常はなく湿布をもらったので首に貼っていました。首の痛みは少し和らいできたのですが、首を動かそうとするとまだかなり痛みがあります。 《問診・検査》 首の可動範囲 屈曲20°伸展5°右回旋15°左回旋25°右側屈15°左側屈20° 可動範囲限界地点で首の痛みあり。 肩甲挙筋(右)に過緊張。胸鎖乳突筋(左右)過緊張。 上部僧帽筋(右)緊張。 C3左回旋制限。 頚椎ストレートネック。胸椎スプリング減少。 整形外科学検査 コンプレッションテスト(−)・・・首に痛み 神経学検査・特に異常は見られず。 《施術》 肩甲挙筋、上部僧帽筋、胸鎖乳突筋の緊張に対して神経学的抑制。 上部胸椎・頚椎C3への矯正。 《予後》 施術後、患者さんの主観では首を動かした時の痛みはかなり改善されたとのこと。 首の可動範囲 屈曲40°伸展20°右回旋30°左回旋40°右側屈25°左側屈25° に変化。伸展方向のみ若干の痛みあり。 2回目の施術で伸展方向の痛みも改善。 |





