患者さんのお話
1年前から突然口を開けると右アゴがカクカク鳴るようになってしまった。
心配だったので歯科医に診てもらったら顎関節症と言われ、かみ合わせをよくするためにマウスピースを装着するようになりました。
しかし、あごの調子はその後も変わらない状態が続いたため、一度カイロプラクティックで診てもらおうと思い来院しました。
問診・検査
あごを開けると右側の顎関節にクリック音が聞こえる。
側頭筋、咬筋、胸鎖乳突筋、後頭下筋群に緊張が見られる。
頚椎はストレートネックで、C2には左回旋制限があった。
整形外科学検査
マイグネ(-)
コンプレッションテスト(-)
神経学検査・特に異常は見られず。
施術
顎関節周囲の過緊張筋への緩和操作。
頚椎の矯正。
ストレートネックで可動制限部位をモビリゼーション
予後
施術後、口を開けた時の顎の違和感が減少。クリック音はまだ残っていた。首と肩周囲は軽くなり動かしやすくなったとのこと。
その後1週間ごとの施術を3回を行い口を開けた時のクリック音がなくなりました。
今回のケースは患者さんが生活での注意点やアドバイスをしっかり実践頂いたのが早期回復に繋がったのではないかと考えられます。
改善された後は1ヶ月から2ヶ月に1度あごの状態を確認しに来院頂いております。